八甲田山春スキー2016

八甲田山春スキー2016

帰ってくると畑やハチの世話に追われて、投稿までだいぶ時間が空いてしまった。

http://ojerblog.web.fc2.com/22Blog/2016/2016-04-23Hakkodasan.html

三日月湖の成立過程を見る

昔、学校で三日月湖がどのようにできるかを教わって、感心した記憶がある。たしか石狩川が例示されていたとおもうが、それには悠久の時間がかかるのだろうと思い込んでいた。それが、いまは実在の川の動画で見られるのだ。

ブラジルのウカヤリ川(Ucayali River)のランドサット画像とGoogle Earth Engineを使って作成したという。

驚いたなあ!


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原典

水戸八景一巡

天気晴朗だったこの月曜日にひさびさに浜風で長距離を走った。

水戸八景一巡

ヤマザクラを引き起こす

以前の記事で触れたように、外の薮に自生していたヤマザクラが重機でなぎ倒されてしまった。しかも、そのあとで、倒れたまままさに匂うが如く見事な花を見せてくれた。初めは伐って薪にするしかないかと思っていたのだが、がぜん何とかならないかと考えなおした。どうにかして、この桜、もとのように引き起こせないだろうか。

もちろん重機は使えないから、アラセブの体力の可能な範囲でである。そのとき、地震で倒れた石灯籠を復旧したときに使った滑車とロープのことがが閃いた。

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ショベルカーで倒されたヤマザクラ 根こそぎとはこのこと

で、これをどう引き起こすか。問題は支点だが、近くで使えそうなのはもう一本残っているヤマザクラしかない。これを支点に引き上げてみよう。ただ、桜の倒れた向きと残っている桜を結ぶ線は、だいぶ方向が違う。それでもどのくらい引けるか、物は試し。

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ここにロープを掛けて このヤマザクラを支点にする

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わずかに起きたが

案の定、滑車3つや4つくらいでは引き上げるところまでいかない。滑車を増やすにはロープの長さが足りないので、支点を伸ばす必要がある。

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赤と緑のテープで支点を伸ばす

そうこうするうちに、やけに気の早い台風がきたり、野菜の苗がどっと届いたり。

支点を伸ばして滑車を増やしたが、それでも引き切れない。

次に、使いたくはなかったが登山用のザイルも使って、2方向から引っ張る。奥の桜と近くのウコギの根元を支点にした。

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使いたくないが登山用のザイルまで引っ張り出した

これもだめ。力が足りない。さらに滑車を増やすしかなさそうだ。

もったいないからザイルはやめて、滑車を増やし、奥の桜からもういちど引いた。しかし、これでも力が足りない。

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ザイルは使いたくないので作業用ロープを買うことにして、ついでにアンカーと滑車も追加する。アンカーは地べたならどこでもねじ込めるから支点を自由に取れる。

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ロープ、アンカー2本、滑車3個 アンカーを地面にねじ込んで支点にする

2つの支点で引くが、これでも力及ばず。

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支点を2カ所に取ったが…………

ここで考え直した。支点が低すぎるのだ。倒れている桜を地べたを支点に引き起こすと牽引力のほとんどは桜の幹の方向に掛かってしまい、引き起こす分力はわずかしかない。分力を大きくするには、支点を高くするしかない。

新しいロープが増えたので、だいぶ離れた位置にある木を利用することにした。

 支点の高さを上げると、だいぶ引き起こすことができた。ある程度引き起こしたら、戻らないように脚立で桜を支える。しかし、これ以上は引けない。牽引力は、自分の体重を掛ける以外ないから、せいぜい加重は60キロくらいだ。

これでだめならまた滑車を増やすしかない。滑車を増やせばロープの長さが足りなくなるし、この張力だと支点のテープが持ちそうにない。そこで、ザイルに再登場してもらって、支点を伸ばす。なんだか堂々巡りをしているようだ。

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だいぶ離れたところの木へ 支点を水平にして牽引力を増す

ロープを水平にしてある程度引き起こしたところで、また支点を地べたへ戻してロープと滑車をセットしなおす。ある程度起きれば、牽引力は少なくてすむから地べたからでも引ける。それに、そのまま引くとヤマザクラの倒れた向きとズレてしまう。もちろん支点を移動するあいだは脚立に桜をあずけるわけだ。

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支点を地べたに戻す 支点強化にザイル再登場

そろそろ仕上げである。ここまで引き上げると、桜もだいぶ動かしやすくなってきた。

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桜が立ち上がってきた

もう一カ所支点を取る。

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さて、次の写真が今回の引き起こしに成功したミソである。

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今回の引き起こしに成功したミソ

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固定端 可動端

右の滑車から桜の幹に固定してあるロープを引けば桜は起きる。しかし、普通の人間の力ではビクともしない。どうするかというと、この状態で幹に固定してあるロープの中央を掴んで思い切りのしかかり体重を掛ける。これで体重以上の力が掛かるので、ロープが引かれてわずかに桜が引き起こされる。いちど引き起こされると、何重にも滑車を通っているから、すこし体を戻してもすぐにロープは引き戻されない。そのタイミングで、幹に掛けたロープのループを緩めて、弛んだ分を引き締める。そうするとわずかだが、桜は引き起こされたまま保持される。この繰り返しで、桜はわずかながら着実に立ち上ってくる。

少し脱線。

昔、高校でlog(対数)関数を習ったとき、なんじゃら、ちんぷんかんぷんであった。しかしある本に、log関数の由来が説明してあった。logは、最近ではパソコンの通信記録の意味で使われることが多いが、本来は「丸太」のことだ。で、桜を引くのと何の関係があるか。

桜の幹がここでは丸太、つまりlogである。滑車に掛かる力は桜を引き起こしているすごく強い力だ。一方、桜の幹にも同じ力が掛かっている。しかし、それを幹に一巻きしたあとのロープは軽く引いているだけで、その強い力を引き留めることができる。つまり、y=log(x)としたとき、xが桜を引き起こす強い力、yが片手でも支えられる幹を一巻きしたあとの力になる。この力の関係を現す関数がlogなのだ。この説明を読んだときに目が覚める思いがした。たしか、有名な数学者の書いた一般向けの解説書だったと思う。

このような機会に、log関数の有効性を、身を以て知るわけだ。ははは。

閑話休題

てなことで、支点をもういちど取り直して、最終的にこんなぐあいになった。

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こんなもんでどうでしょうか?

もう1つ支点が取りたいが、とりあえず桜がもっとも倒れたい方向と反対向きに2本ロープを張って置いた。これで、手で押したくらいではびくともしない。ただ、台風などがくればどうなるか不安だから、せめてもう1本ロープを増やして、3点確保するかと思っている。

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固定端は増し締めできるようにしてある 滑車はなくても同じことができる

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ロープが直接掛かると食い込むので、幹に当たる部分はテープに交換

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うーん、いまにして思えば、こんなに滑車を使う必要はなかったかなあ

あれやこれや一月くらいかけて、やっとヤマザクラの引き起こしは終わった。まさに試行錯誤の連続だった。いま同じことをやれと言われれば、3日もあればできるだろう。それに滑車もこんなに要らない。最後に思いついたのは、ロープを結んでループを作るだけでも滑車と同じ働きをするのである。すべてをループでは済ませないが、少なくとも滑車は半分くらいですんだかも知れない。

あとはヤマザクラが無事に定着して来年もあの見事な花を咲かせてくれるのを願うのみだ。

岡倉天心の『茶の本』と九鬼周造の『「いき」の構造』 その3

最後に、一挙に下世話になるところが悲しいが、Webを漁っているうちに岡倉天心と九鬼周造はただならぬ関係にあったことを知った。実は、この一連のブログを書きたくなったのも、また『茶の本』はまだしも、『「いき」の構造』を諦めずに読み切れたのも、このことを知ったからだ。

(1) 九鬼周造の父隆一が文部官僚として岡倉天心のパトロン的な立場にあったこと。
(2) 九鬼隆一の妻波津子、つまり周造の母と岡倉天心が不倫関係にあったこと。
(3) 天心と波津子の不倫関係の期間中に周造が生まれていること。
  ただし、周造が天心の子であったわけではない。
(4) 隆一と別居した波津子が周造を育てていた家に天心は頻繁に訪れていて、周造は天心が実父であると思い込んだこともあったこと。

横浜の書店「有隣堂」のサイトにこんな記事があった。

岡倉天心と近代の日本美術

この記事のなかで、このあたりの事情に触れたカ所がある。

星崎波津子と急速に接近

編集部 天心は明治十九年に美術取調委員として欧米に出張し、アメリカからの帰りに九鬼隆一夫人の波津子と一緒に帰ってきます。

中村 ちょうど欧米美術視察というかフェノロサと、ビゲロー、ラファージが帰るときに天心は一緒に船で行き、そして一年ぐらい視察して帰るときに波津子をエスコートして帰ってくれと九鬼隆一から頼まれる。

私は、今まで言われているように、一か月近い船旅が、いわば二人が男と女として出会う空間になったと思うんです。ただし、二人はそれ以前から面識はあったはずです。

波津子は結婚の前から、九鬼との結婚を拒否していた。けれども、九鬼としてはアメリカ行きのことがあって、これは当時としては天皇の命令に近いものだから、行かざるを得ないし、奥さんがいないわけにはいかない。いろんな理由があるんです。

波津子は毎年、子供を産んでいます。アメリカでも三郎という子を産んだ。日本へ帰ってくるときにも、後に哲学者になる九鬼周造をみごもっていた。九鬼に対する波津子のいろんな嫌悪感が、岡倉の女性に対する理解と通じ合うところがあったと思う。

こうして岡倉一雄が後に書いているように、二人は帰国後も、また九鬼隆一が帰国した後も、波津子が岡倉にいろんな相談をするというような形で、急速に親しくなっていった。


実の親子ではないが、天心と周造は親子のように接して話を交わしたのだろう。年が離れているとはいえ、天心の優れた感性と周造の鋭敏な知性がこの時期に共鳴したと考えてもおかしくない。日本文化や美術に接する両人の通底するスタンスはこのようにして以心伝心したのだろうか。

まあ、以上が凡人のたわいもない感想である。

今回のブログでは、Wikiはいやでも見たが、次のサイトが参考になった。

思想家紹介 九鬼周造(京都大学)

3.九鬼周造-巴里から江戸へ(国会図書館)
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清見寺 五百羅漢

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OJerBlog更新:2016/11/30

西蓮寺大銀杏黄葉2016

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