GPS三代
GlobalSat GH-581、Wintec WSG-1000、Garmin eTrex30 |
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チャンスがあってGarmin eTrex30を入手した。以下は、その顛末。
GH-581のナビ機能は結構使い込んだが、頻繁に狂うようになって遠ざかってしまった。
その後、メインに使っていたWintec WSG-1000は防水仕様のはずなのだが、水没事故を起こしてから表示が不調になり、とうとうディスプレイになにも表示されなくなった。
それに加えて、Googleがマップの利用規定を変更したせいで、管理ソフトが地図を表示しなくなった。メーカーがソフトを更新してGoogleマップを使えるようにするのが当然だろう。しかし、購入店の製品サポートでは待てど暮らせど対策ソフトの情報が流れない。他のメーカーや同じWintec社の製品でも後継機種WSG-2000は対策ソフトがアップされている。待ちかねてメールで問い合わせてもあいまいな返事ばかり。たまりかねてしつこく問い詰めると、結局、メーカーではこの機種をサポートする意思がないということが分かった。WSG-1000は見放されたのだ。台湾のメーカーだが日本製ではありえない話しだ。それほど古い製品ではないから保証規定などないのだろうか。製品の作りは確りしていて気に入っていただけに裏切られた感じがして、腹が立った。
表示がないからWSG-1000の速度計、距離計、コンパス、直線ナビなどの機能は使いようがないが、調べて見るとログは正常に録れていることがわかった。ログを録る操作手順は単純だし、憶えいていたからログのオン/オフは画面なしでもできる。また管理ソフトがなくてもGoogle Earthの「ツール」メニューからログを吸い上げることができる。しかし問題は管理ソフトがないとログの編集が非常にやっかいなことだ。カシミールをはじめGPSログの編集ソフト(もち無償の)をいろいろ調べて見たが、ログの記録座標をドラッグ&ドロップで編集できるような使いやすいものはなかった。だから、以降は単純・ロガーとして使い続けながら、次期機種をあれこれ探っていた。
以前、笠ヶ岳登山のとき友人の持参したiPhoneの地図機能を見て、もうこれからはGPS単体の時代ではないと感じたのだが、その後、まだ専用端末にはそれなりの利点(GPS感度と精度、電池の寿命、見やすさなど)があって、直接スマホへの移行は少し早いかとの印象を持っに至った。
いろいろとWebで情報を漁ってみると、Garmin(ガーミン)というメーカーが民生GPS端末の元祖のようだ。用途に対応してやたらにたくさんの機種がある。浜風でのログが主となれば当然サイクリング向けとなるのだが、そこはやはり旧山屋としての思いがあるかなしかの後ろ髪を引いて、トレッキング用のeTrex30という機種に狙いを付けた。
ここで貧乏人にとって問題は価格だ。発売元のUSの値段と日本の代理店を通した値段がえらく違う。どうやら日本代理店がローカライズにかこつけて法外な金額をふっかけているようだ。あちこちのサイトを見てみてもこの代理店の評判はすこぶる悪い。USのガーミンのサイトから入っても、日本のGarminサイトは実質この代理店が運営しているようだ。代理店のアフター・サービスの対応などについては、体験していないのでわからないが、サポート情報(「ガーミンGPSのよくある質問」など)を見る限り、それなりに正確なものを出している(これは公正のために言っておかねばなるまい)。
- Garmin US $299.99
- 日本代理店 63,000円(eTrex30J)
- 老舗Garmin通販 32,000円(eTrex30の日本語対応)
- Amazon 23,700円(eTrex30英語版並行輸入)
そんなこんなで、ときおりeTrex30 の価格をチェックしていたのだが、つい数日、突如、Amazonに並行輸入の英語版で20,000円ぽっきりというが出た。WSG-1000も18,000円くらいだったから大差はない。一般のサイトだと安すぎるとまず疑ってかかるが、Amazonだからいいかと、これに飛びついた。
さて、eTrex30の使い心地はいかに?
ちょっとキーボードも打ち飽きたのでまた…………