その後のニホンミツバチ

1年半楽しませてもらったニホンミツバチは去った。どこかに居心地の良い木の洞を見つけたか、あるいは、だれかの蜂場の待ち箱に逃げこんだか。いまにして思えば逃去の原因について、心当たりがなくはないが、それは今後の参考とするとして、ハチたちが快適な生活を続けていることを願っておく。

逃去群に置き去りにされて残ったハチはいまでもそのまま生活を続けている。現在は、巣箱の段数を減らして、7枚の巣板のある最上段と空洞の2段の3段構成になっている。いまでもときどき、3段目の扉を開けてカメラを差し込み巣内を観察している。

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3段構成にした巣箱

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まだ結構ハチが残っている

女王フェロモンの抑制から解かれた働きバチはもうじき産卵を始める。やがて働きバチは体色が黒くなってテラテラと光り出すそうである。そして、20日もすると、働きバチの卵から孵化したオスバチが増え出すだろう。いずれもまだ話しに聞いただけなので、これから実体験することになる。

空しい世話ではあるが、蜂場に通っているといろいろなことが起きる。

巣箱の段数を減らそうと屋根を取り外したときだ。最上段の上桟の上に瀕死のキイロスズメバチが横たわっていた。トリカルネットをくぐりぬけ、ここまで上がってはきたものの、あえなく返り討ちにあったらしい。それにしても、数の少なくなったハチたちがまだ闘争本能を失っていなかったことに感激した。

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瀕死のキイロスズメバチ よくもここまで侵入したものだ

さらに、巣箱の片付けをしていると、足下の草むらでセミの鳴き声がした。通常の鳴き方とは違って、なにか切迫感がある。草をかき分けてみると、カマキリがアブラゼミを補食していた。セミの断末魔の叫びだったわけだ。こちらのカメラに気づいたカマキリはセミを放して逃げ出した。しばらくしてから戻ると、セミもカマキリも姿がなかったので、あるいはセミは助かったかもしれない。

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 アブラゼミを補食するカマキリ

巣門に目をやると、何かをくわえたハチが飛び出してきた。重すぎたのか、飛び去ることができず地に落ちた。それでも飛び立とうと枯葉の上で必死でもがいている。よく見れば死んだ幼虫をくわえている。このハチは巣内の掃除をしようとしていたのだ。女王がいなくても、まだ働きバチとしてなすべきことを本能的にしようとしている。健気だ!

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死んだ幼虫を運ぼうとするハチ

逃去の前日設置したオオスズメバチのトラップはそのままにしてある。最初に囮を2匹置いただけで、なにもしていないが、現状はこうなっている。

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少なくも5匹はまだ生きている

おおかたのニホンミツバチは去ったが、まだまだ観察することはありそうだ。

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OJer

清見寺 五百羅漢

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OJerBlog更新:2016/11/30

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