Windows 10復活の長ぁーーーい話

わがPC、Windows 10とともに昇天」を投稿したのは、まだ夏の盛りの8月15日だった。

マザーボードを修理に出す

結局、サブのPCに作業環境を移して、メインのPCのマザーボードを正規代理店へ修理に出した。しかし、修理先からCPUのソケットに傷があるので修理費は2万円ほどになるとの返事があった。そんな馬鹿な、BIOSアップデートの失敗でCPUのソケットが傷つくわけがない。妄想はあらぬ方に向かい、自分たちで壊しておいて、最初から壊れていたことにして誤魔化そうとしているのではないか。不信に満ちて、修理依頼をキャンセルしてマザーボードを返却してもらった。戻ったマザーボードを見るとたしかに、CPUソケットのピンが2カ所曲がっていた。

CPUソケットのピンはなぜ曲がった?

CPUを外すだけでピンが曲がるはずはない。その一点だけで、疑惑の念を募らせたのだが、実際にソケットの構造を見ると、ある可能性に思い至った。従来のCPUは本体側にピンがあり、それがソケットに接触する構造だから、CPUのピンを曲げる可能性はある。しかし、最近のCPUの端子はピンではなく、ランドという面になっいて、逆にソケット側に細い針金状のピンが生えているのだ。となると、CPUを取り外す時点よりも、マザーボードを梱包するときに、ソケットに梱包材が触れてピンを曲げた可能性が高まる。これには、思い当たる節があった。ソケットにはピンを保護するケースが付いているが、探すのが面倒でそのまま梱包材でマザーボードをくるんでしまった。そのとき、梱包材の一端がピンに触れでもすれば、ピンが曲がることは、大いにありうる。

2万円でマザーボードを修理

修理費2万円は、新品で購入したマザーボードの価格より高い。ネットを調べてもいまさら新品はなし、オークションでは1万5,000円くらいからあるが、中古のマザーボードでは何度かいやな目に遭っている。しばし、うだうだ考えたが、結局、正規代理店を信じることにして、再度修理を依頼した。

修理からマザーボードが戻ってきたのが9月15日、ちょうどあの記事から1カ月経っていた。修理といっても実際に戻ってきたのは別のマザーボードだった。実質、同じマザーボードではあるが別の製品に交換されたものだった。しかも、マザーボードの角が反り返っている。当然、返品するのが筋だが、またまた最低3週間程度かかるかと思うとクレームをつける気力も失せ、ま動きゃあいいや、となった。

それでもBSoD頻発

このマザーボードに元の部品を取り付け、Windows 10を起動してみる。確かに動くことは動くが、ブルースクリーン(BSoD)が頻発し不安定なことは同じだった。しかも、不愉快なことにOffice 2013の認証が通らない。当方の使っているOfficeライセンスはインストールに回数に制限がある。マザーボードが替わったことで、インストール回数がカウントされて回数オーバーになってしまったのだ。なんのことはない、Office 2013をアンインストールしてOffice 2010へディグレードする羽目になった。

そのあとも依然としてPCの不安定は続いた。頭にあるのは、Windows 7 → Windows 8 → Windows 8.1 → Windows 10と何代かのOSをアップグレードしたことによって、堆積したゴミの影響だろうという憶測だ。BSoDがあまりに頻繁になり、ついにこれ以上使い続けるのはうんざりという心境に達した。

それから、まっさらなWindows 7から最新のWindowsアップデートを適用し、Windows 10へ至るパス、また、同じくまっさらなWindows 8.1からWindowsアップデートを経てWindows 10へ至るパスを試したが、いずれも動作は不安定でWindows 10へのアップグレードは失敗してしまう。

こうなると、疑心暗鬼で、修理したマザーボードが不良品ではないかとの疑念が頭をもたげてくる。代理店に質問状を出せば、「CMOSをクリアしてみよ、外せる周辺装置はすべて外し、メモリ・カードは1枚だけで動作を調べよ。それで異常があれば再調査するからマザーボードを送れ」の返事。まあ、予想どおりの紋切り型である。

悪いのはどれだ

ダメもとでやって見た。まず、CMOSクリアは関係なし、また周辺機器もPC動作の安定に関係ないことが確認できた。

残すはメモリだ。最近のメモリは2枚セットでデュアル・チャンネル構成になっている。つまり、データの転送チャンネルを並列にしてメモリへのアクセスを高速化している。たとえば、全容量が16ギガのメモリなら、16ギガ1枚で使うよりも、8ギガを2枚で使った方がPCの処理は速くなる。ただ、1枚だけでも8ギガもあればPCの動作に支障はない。メインのPCはこの構成だったので、8ギガ1枚でやってみた。結果は、同じ。しかし、もう1枚のメモリに交換したところ、動作は安定し、BSoDはまったく起きない。2カ月以上の苦労が嘘のようだ。ためしに、8月の段階であまりにBSoD多発で諦めたWindows 10の入っているSSDと交換してみると、こちらもなんのトラブルもなく起動して、安定に動作した。

犯人はメモリだった

結論は、2枚のメモリのうちの1枚が不良だった、正確には、ある時期から不良になった。

Windows 8.1からWindows 10へのアップグレードによるトラブルの連続と思い込んでいたのが、真犯人はメモリの故障だった。たまたまアップグレードのタイミングでメモリの1枚に不具合が発生したのだ。メモリのトラブルというと、マザーボードとの相性はよくあることだが、正常に動作しているメモリが途中からおかしくなるというのはPCとの長い付き合いでも経験がない。現に、最近のメモリ・メーカーは製品に永久保証を謳っていることが多い。寺の永代供養と同じで、会社がいつ潰れるかも分からないのによく言うよとバカにしていたが、ことほど左様にメモリは故障しにくい製品なのだ。

思い返せば、マザーボードの不調と思い込みBIOS更新を試みて失敗したのも、間接的にはメモリの故障が原因。となると、2万円も出してマザーボードを交換したのはまったくの無駄な金と時間の消費だった。

許せ、Windows 10!!!

というわけで、わがやのWindows 10は2カ月を経て復旧したのである。ここは、あらぬ罪を着せてしまったWindows 10に謝らねばならない。

調べてみると、メインPCのメモリも「永久保証」だった。代理店にただすと、保証は2枚1セットの商品としてだから、1枚だけは交換できないとのこと。当然、向こうでも検査するわけだから、2枚もってかれるとメインのPCが動かない。その間、またサブのPCに作業環境を移して凌ぐしかないのか、うっとうしい話である。

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OJerBlog更新:2016/11/30

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