eTrex30を手なずける(地図を作る その7 バーズアイ; OkMapで最新の電子地形図を

ベクトル地図へ移るつもりだったが、ちょっと後戻りしてバーズアイの話題を続ける。

国土地理院のサイトには利用できる地図データがいろいろありすぎて混乱するが、そのなかに最新の測量成果を反映して電子化された2万5000図を切り売りしている電子地形図というコーナーがあることを知った。メンテを終了した旧2万5000の後継という位置づけらしい。A3(税抜き170円)単位で必要な範囲を指定して地図のラスターイメージをダウンロードする。試しに筑波山・加波山辺りをA3縦x2枚(カラー、高精細、.jpg)に切り取ってダウンロードしてみた。これがとても見やすくてeTrex30に取り込みたくなった。

追記 2014/03/05
この記事をアップしたあとで気づいた。カシミール3D→(KMZ)→OkMapのリレーを使うと、カシミールで切り出せる地図は同じ操作でバーズアイの地図(.jnx)に変換できる。カシミール3Dではカスタムマップしか吐き出せないが、OkMapはカスタムマップを地図として読んでバーズアイの地図に変換できるからだ。カシミール3Dで切り出すとき[GARMIN / Google KMZ形式]を選んで”1つのKMZファイルにまとめる”にチェックして書き出し、それをOkMapの[Map tilling / …]に渡せばいいのだ。バーズアイを使う自由度がぐんと高まった気がする。ふっつふっつふ。
無題
ダウンロード販売の電子地形図のタイトル部分

y2氏の「Garmin BirdsEye Mapについて」でjnxをはき出せるソフトの紹介があったのでいくつか試してみた。そのうちのOkMapがとてもフリーウエアとは思えない多機能のよくできたソフトで、驚いた。例によってうっかりすると余計なものをダウンロードしてしまう落とし穴があちこちにあるが利用価値大だ。

OkMapダウンロード
平成 26-3-1 16-43-21

電子地形図25000をバーズアイで見るための手順はこうなる。
  • ダウンロード購入した電子地図(.jpg)から地図本体をトリミングする
電子地図は紙の地図と同じで周囲に余白がある。また、地図本体の北西・南東の隅の緯度・経度が余白に表示されているのでメモしておく。北東・南西でもいいが、OkMapでは北西・南東が設定しやすい。

※ なお、事前にトリミングしなくても、OkMapのタイリングの時点でトリムできる。あるいはそのほうが正確に切り出せるかもしれない。

トリム
トリミングした地図
  • OkMapでトリムした地図を読み込む
[File→New→Raster Map]

Load a map と表示されるので、トリムした地図本体を読み込む。

平成 26-3-2 8-24-06
図を読み込んだ直後の画面
  • [Map setup]ウィザードでNameに適当な地図名を入れる
このウィザードで測地系の選択ができるがデフォルト(WSG84)にしておく。
  • [Map Calibration]で地図の位置を設定する
ウィンドウ下部のタブを[Cursor]にする。読み込んだ地図のサイズ(ピクセル)は左端に表示される。座標系は北西端が原点(0,0)、南東端(Xmax、Ymax)となる。Xmax、Ymaxの値はファイルのサイズと一致する。カーソルを動かしてみれば確認できる。

平成 26-3-1 23-00-10
  ファイルのサイズ  x座標     y座標

あらかじめ地図の北西隅に 1 が表示されているが、これは[Point]の”1”の位置に対応している。Pointの座標[X-Y]が”0 x 0”、つまり原点になっていることを確認する。

まず下部の[DMS]タブ(電子地図と同じ緯度・経度の形式)を選ぶ。

メモした北西端の緯度・経度を入力する。

次に[Add]を押すと[Point]が”2”に変わる。

メニューボタン[New Georef. Point]を押すと、カーソルが十字に変わるので、南東隅をクリックする。このとき、なるべく(Xmax、Ymax)に近い値でクリックして、あとは[Adjust point]で[X-Y]がちょうど(Xmax、Ymax)になるよう調整する。

平成 26-3-2 11-00-46
Point2 → ファイルサイズとX-Y座標値を一致させる

Point2の位置をXmax、Ymaxに調整できたら、メモした南東隅の緯度・経度を[DMS]タブに入力する。

最後に、[Point]で点を切り替えて北西、南東の位置を確認し[Accept]を押す。

以上で、地図のCalibrationが終わり、WSG84測地系での地図の配置が確定した。

[File→Save→Map]で地図をいったん保存する。
  • タイルに切り分ける
[Utilites→Map Tiling / Garmin Custom Maps→Raster Map]
平成 26-3-6 10-25-21
[Utilites]メニュー

またLoad a map と表示されるので、今度は上段の[File]メニューではなく、[Map Tiling / …]タブの下の[Load a raster map]ボタンで保存した地図を読み込む。

平成 26-3-2 14-42-27
[Load a raster map]ボタン

デフォルトの設定でタイル分けされた地図が表示される。マウスの右クリックで不要なタイルを外すことができる。

平成 26-3-2 9-20-11
デフォルト設定のタイル分け

[Output format]を”JNX v.4”として、あとはJPEGの画質などを適宜変更する。

※ 2014/03/05 追記
項目 説明
Map title eTrex30の[地図選択]で地図名として表示される。
JNX Scale この距離以下で地図が表示される。2万5000図だと細部が判読できるのは200m以下だろう。
Draw Order .jnx地図を表示する優先度。
  • 0 ベースマップのみ表示
  • 1-49 ベースマップと.jnxを重ねて表示
  • 50ー100 .jnxのみ表示
たとえば、JNX Scaleを200mと設定すれば、eTrex30のスケールが200m超ならベースマップのみが表示され、200m以下では、Draw Orderが1-49なら.jnxとベースマップがオーバーラップし、50以上なら.jnxのみ表示される。

サンプル設定
平成 26-3-5 22-28-36

最後に青三角の[Generate]ボタンで.jnxファイルを保存すればよい。

eTrex30の画面では、こんな具合。

193.png 179.png 165.png

1184.png 1226.png 1246.png

使ってみるとOkMapはまさにOKだ。細部までよく練り上げられた良いソフトだと思う。ここでは対角線の2点で位置決めをしたが、任意のランドマークや地物など複数地点を選んで座標を与えれば、手書きの地図でも貼り付けることができる。やはり有償だが、見やすさを追求するなら地図センターの「山っぷ」もこの方法でバーズアイに取り込める。ただし、こちらは旧2万5000がベースだとおもうが。

タイリングのメニューで分かるように、Custom Mapに切り替えることもできる。BirdsEyeが簡単に使えれば、あまり必要ないとは思うがCustom Mapで面倒な分割を最適化してくれるメニューもある。

最初にこのソフトを見つけていれば、余計な苦労はしなかった、ははは。

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OJerBlog更新:2016/11/30

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