eTrex30を手なずける(地図を作る その4 バーズアイ;【ymapjnx】の実行環境

パッチ当ての難関は乗り越えたとしよう。

.jnx作りの核心は、パブリックドメインで公開されている、下記のツールの使い方にある。

【ymapjnx】Garmin BirdsEye JNX 作製ツール

このツールが、Yahoo!の地図を切り出して.jnxファイルに変換してくれる。しかし、これがPythonというPC言語で書かれているので、まずWindowsにPythonの実行環境と画像処理のライブラリーをインストールする必要がある。PythonのバージョンやWindowsOSの32ビット/64ビット版の違いなどがあって結構面倒だ(上記【ymapjnx】のダウンロードページに必要な情報は書かれている)。

Pythonの実行環境とライブラリーのインストール
Pythonの実行環境はPython 2.7.6を使用した。また、画像処理用ライブラリーがWindows32ビット版用と64ビット版用で違う(亀氏の説明は32ビット版、当方は64ビット版)。

【ymapjnx】の【動作に必要な環境】にある説明に従って、下記サイトにあるPillowというライブラリーから64ビット版(Pillow-2.3.0.win-amd64-py2.7.exe)をダウンロードしてインストールする。

[64bit版] Unofficial Windows Binaries

Amd64とあるがAMDだけでなくIntelにも対応している。ただし、Pillowの使い方の説明にあるように、ライブラリー引用の書き方が変わるのでymapjnx.pyでの引用カ所をそれに合わせる(Note: use `from PIL import Image` instead of `import Image`)。修正個所はバッチ・プログラムを実行したときのエラーメッセージで見当を付けた(つまり何度か失敗した。ははは)。

ymapjnx.pyの修正 → Pillowライブラリーを使うため
#import Image オリジナルソース
from PIL import Image
#import ImageEnhance オリジナルソース
from PIL import ImageEnhance

バッチ・プログラム(start.bat)の修正
次に、変換処理を起動するバッチ・プログラム(start.bat)を修正する。このバッチファイルの実質的な内容はたった1行。

C:\Python26\python.exe ymapjnx.py config.txt

つまり、pythonの実行環境で、ymapjnx.pyというソースファイルをコンパイルしてconfig.txtに記述された条件で実行する。ここではpython.exeの置かれたフォルダを実際のインストール環境(C:\Python26→C:\Python27)にあわせて修正する。

C:\Python27\python.exe ymapjnx.py config.txt

以上の手当がうまくいけばとりあえずymapjnxは実行できる。ymapjnxの実行には地図の切り出し範囲を緯度・経度あるいはルートで指定し、地図の画質・縮尺関係の設定が必要になるが、いずれもテスト用の条件が用意されている。そのまま実行すると、config.txtの設定条件でexample.gpxのルートに沿って地図が切り出される。

平成 26-2-12 8-49-06
start.bat実行例

ymapjnx.py、config.txt、example.gpxをダウンロードのままで実行して成功すると、example_15_16_17_18_19.jnxという地図ができる(末尾の数字の意味は、次回)。しかし、これをeTrex30のBirdsEyeフォルダに置いても、地図の範囲を知らないと見つけるのは難しい。そのために、次のようにした。
  1. example_15_16_17_18_19.jnxをeTrex30のBirdsEyeフォルダに置く。
  2. example.gpxをeTrex30のGPXフォルダに置く。
  3. トラック(航跡)管理でこのトラックを探す。
    example.gpxはGoogleマップ(いまはGoogle Maps Engine LITEかな?)で作ったらしくトラック名が「Google Driving Directions Track」となっている。
  4. トラック管理で、「地図上に表示」にして、「カラー選択」でわかり易い色(ここでは水色)にしてから、「地図参照」を選ぶ。
113.png 136.png 143.png
トラック管理 Google Driving Directi… 地図参照

これで現在のベースマップ上に水色のルートの全貌が表示されるだろう。あとは、有効な地図をexample_15_16_17_18_19.jnxだけにする。 結果は、次のとおり。

229.png 289.png 329.png
ルートの全容 東京駅から 池袋まで

example.gpxには東京駅から池袋駅までのルートが設定されていたことになる。次図の中と右は、example_15_16_17_18_19.jnxによる地図。左端の全容図は、ルートが.jnxのカバーする縮尺に入りきらなかったので「いどんなっぷ」をバックに使った。

次は使いたい地図の切り出し方法をどう設定するかだ。

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OJerBlog更新:2016/11/30

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