薮刈り

我が家はアズマネザサの薮に取り囲まれていることは何度か書いた。薮があまり間近に迫ると畑の陽当たりが悪くなるので、ある程度刈り込む必要がある。去年はそのついでに、刈り跡にサツマイモを植えてみたら結構収獲できた。

今年は刈り取る幅を少し拡げてみようと思い立った。去年まで使った刈り込みバサミは何度か研いではいるがすでに限界。そこで、今年は新兵器を手に入れてやってみることにした。

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以前の鋏、新しい鋏、太枝切り鋏 今回の鋏(左新兵器)

園芸用鋏の分類からいうと「刈り込み鋏」になる。右側の木の柄の鋏は、太い幹を切断するためにテコで動作する「太枝切り鋏」。薮の中に生えている木やササが密生しているところは、これで対応。

新しい鋏は、鍛造刃で柄はアルミフレーム。なかなか機能的に見えるデザインである。試しに切ってみると太いアズマネザサもスパスパ気持ち良くきれる。

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この空間(去年のサツマイモ畑)を拡げる 

新兵器を買った日にテストして、翌日から本格的に、東側(上写真の奥)から刈り始めた。

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本格的に薮刈り開始 左手前はテストに切ったササ 右側が去年のサツマイモ畑

新しい鋏のおかげでササは問題なく切れるのだが、予想外に面倒だったのは、ササに絡んだツル植物(ほとんどがミツバアケビ、わずかにキヅタ、スイカズラ)だった。ササに巻きついて薮の上に這い上がり、日射しのある樹冠?部分でネットワークを形成している。だから、いくらササの根元を切っても、ササは上部を絡め取られているので、倒れない。根元を切ると、次に上部に絡んだツルを切るという2重手間になる。しかもツルは平面的に展開しているので、何カ所かでズタズタにする必要がある。

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スパスパよく切れるが…… ……密生しているところは太枝切りで

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薮の上部をツルが覆う ササに巻きついたアケビのツル

 本格的に新兵器を使ってみた結果からいうと、いささか強度が足りなかった。握りやダンパー用のゴムの部分は接着剤で止めてあるため、目一杯に力を入れると剥がれてくる。アルミフレームもやや強度不足で歪みがでた。まあ、刈り込み鋏は垣根を切りそろえる程度が本来の用途だから、薮の刈り込みに使うのは酷かもしれない。

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ゴムのダンパーが剥がれる あとで柄のゴムも浮いてきた

初日は、ミツバアケビのツルという想定外の強敵の出現と時間も少なかったこともあって、全体の1/3も進まなかった。

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初日の成果 中央に刈り残してあるのはウコギ

2日目は時間を長めにとって昼過ぎに始めた。今度はさらに大きな障害があった。薮の中でツルに巻かれて枯死したマツの倒木である(それも2本)。ツル性の植物を“絞め殺しの木”と呼ぶのもむべなるかな。

2日目ともなると、流石の新兵器の切れ味も落ちてくるし、こちらの腕力も萎えてくる。しまいには、両腕では足りずに両股まで援用して押し切ることが多くなる。おかげで肩ばかりでなく、股まで痛くなったりして、いったい何したんだという騒ぎになった。

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行く手を阻むアケビのツル

ササを刈っても密集したツルが行く手を阻む。このツルの塊をずたずたに切り裂いてみると、なかからマツの倒木が姿を現した。

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錯綜するツルと枯葉の奥にマツの倒木(この奥にももう1本)

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ツルとの格闘で大半の時間を費やし、本日はここまで(3/4終了) 中央の枯葉の塊が難関

最終日、3日目は余すところ全体の1/4ほどか。気温が低く風が強い。しかし、背中から受けるので作業には楽だった。向かい風だとホコリがたまらない。

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枯葉の奥から姿を現してきた松の倒木(この奥にさらにもう1本)

東側から刈り始め、西端に生えていたウグイスカグラまで到達し、薮刈りを終わりとした。

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薮刈り終了(中央に残したウコギの若木)

刈り込み鋏だけでアズマネザサと格闘するのは結構体力を消耗する。ガソリンでぶんぶん回る刈り取り機を使えば半日程度で済むかも知れない。いつまで鋏で頑張れるかはわからないが、まだしばらくは続けてみよう。

薮とツルに巻かれて、そそのままでは枯死するであろう樹木を何種類か救出した。

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サルトリイバラ ウグイスカグラ

サルトリイバラとツルウメモドキは実が美しい 。ウグイスカグラは花がかわいらしく、梅雨のころになると実が美味い。

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ツルウメモドキ 手前ヤマザクラ 奥ウコギの大木

ヤマザクラは幹に深くミツバアケビが食い込み樹冠ではサクラの花より多くアケビの花が咲いていた。絞め殺される寸前であったろうが、ツルはすべ刈り払ったので元気を取り戻すだろう。来年の春はもしかして、ヤマザクラで一杯(ふっつ、ふっつふ)。

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ウコギの大木 ウコギの若木

ウコギは上杉鷹山が救荒食として垣根とするように奨励した木である。ゴマ和え、天ぷら、混ぜご飯などが楽しめる。陽当たりがよくなったので、これからどんどん茂るだろう。以上が、薮刈りの副産物。

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交差する手前左がヤマザクラ 右奥がウコギ

大量に出たアズマネザサは、太くて丈夫そうなものは枝を払って畑の支柱に使う。残りはシュレッダーにかけてチップを作り、畑に撒いて炭素資材とする。ムダは出ない。

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OJerBlog更新:2016/11/30

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