陶淵明

当方、読書好きというより行動派なのだが、ときに気が向くと図書館へ通ったりする。先日借りた数冊のなかに下記があった。

『漢詩 ―美の在りかー』 浦松友久 岩波新書

陶淵明の評文に下記の件があり心にとまった。

P13
陶淵明の人生観は、生きている間はその生命を、飲酒や田園生活によって充足させて、その生死については宇宙(大自然)の流れに委ね、いたずらに憂慮しない、というところに在ったようである。これは、無為自然による人生の達観を説く老荘思想と、死後の世界を教理として語らない儒家的な思想との融合というべき態度であり、不老不死の仙郷を説く道教や、霊魂の存在を教理として説く仏教の思想とは大きく異なっている。これはいわば、宇宙や生命への敬意の念はもちながらも、特定の宗教には依存しないという生き方であり、中国の伝統的な知識人の人生観を代表するものといえるだろう。さらにいえば、現代の世界における多くの知識人の人生観にも通じるもの、といえるかも知れない。


コメントすると馬脚を露しそうなので多くは語るまい。
OJer

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OJer

OJerBlog更新:2016/11/30

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