第3分封は去る

今朝、8時ころに巣箱を見に行った。巣門を出入りするハチたちの動きに不穏な気配があった。いつものように活発に飛び回るのとは違い、なにか切迫した雰囲気が漂っていた。

家に戻って、新しい巣箱を作るために2箱分の部材をカットをした。一段落したので昼食の前にもう一度巣箱を見に行った。

ハチ場は騒然、またも分封である。

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巣門はごった返している             羽音が空から降ってくる

残念ながら今回は蜂球の場所を突き止めることはできなかった。やがてハチ場の裏に広がるちいさな森にハチたちは姿を消していった。

DSCN7259.jpg ハチ場の裏の森(斜面林) 稜線の上がハチ場

未練がましく森の中を下る道路へ回って、もしやどこかに蜂球がと探してみたが、森閑としてハチの羽音は聞こえてこなかった。

第3分封は去った。この森は県道を隔てて大きな森へと続いている。どこかで安住の地を見つけて子孫を増やしてくれることを願っている。

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元巣 分封前                  第1分封後

分封後の様子を見てみると、第3分封したハチは第2分封より少なかったようだ。分封の回数が増えるほど元巣にも分け与える余裕がなくなってくるのだろう。

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第2分封後                   第3分封後 蜂球が薄くなって巣脾が見える

第2分封を捕獲

このところ悪天が続き、巣内を見てもハチが増えて満杯になってきた。お天気さえ好転すれば、いつ第2分封が起きても不思議はない。

昨日(2018/05/11)はスッキリ晴れた。風は少しきつかったが分封が期待できる。朝7時から1時間おきに元巣の観察を続けたが、午前中はなにも起きなかった。

DSCN7192.jpgハチ場へ向かう途中から撮影 左側のコナラの下に元巣がある

昼食後も変化なく、分封は明日かなあと思いながら、2時過ぎにハチ場へ向かった。すると巣門が騒々しい。空を見上げるとハチが乱舞している。

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巣門からハチが溢れ出る             乱舞するハチたち

残念ながら巣箱の近くに掛けた集合板にはハチの姿がない。どこへ行くのかと見ているうちに、また第1分封と同じ様に消滅してしまった。やれやれ、またも出戻り分封かと落胆して、家へ戻る。ちょうど、上掲のコナラの森の写真を撮った辺りを通り過ぎようとしたとき、行きがけは見なかったハチが飛び交っているのに気づいた。立ち止まって周囲を見渡す。通路の右側はお向かいの畑、左側は丈3mほどもあるアズマネザサのヤブになっている。そのヤブに生えたエノキの若木に蜂球ができていた。笹の葉で覆われているのであやうく見逃すところだった。分蜂群は、近場に掛けておいた集合版には見向きもせず、巣から30mほど離れたヤブの陰に集合したのだ。これまで自然入居は2度経験しているが、飼育群の分蜂群が作る蜂球を見るのはこれがはじめて。

DSCN7209.jpg分蜂群はヤブの中に集合

どうにかこれを捕獲して、我が家の飼育群としたい。笊付きの捕獲網は用意してあるが、蜂球の高さが3mそこそこなので、その下に脚立を置き、そのうえに巣箱と巣底を載せておき、当方は脚立に登ってブラシで箱の中に蜂球を掃き落とすことにした…………と書くものの、なにせはじめての蜂球捕獲、無我夢中で細部はよく憶えていない。

そのまえにまずヤブを開かねばならない。エノキの下まで近づけるようにササを刈り、蜂球の全容が見えるようになった。

DSCN7214.jpgヤブを開いて蜂球を直視 なかなか立派な蜂球だ

脚立の上に置いた巣箱を巣底ごと左腕に抱えて脚立を上がり、右手に持ったブラシで静かに蜂球を根こそぎにする。群はどさっと箱の中に落ちた。ひと掃きしただけでハチはまだ残っていたが、さらに刺激すると荒れるかもしれないので、残ったものは放置した。抱えた巣箱をまた脚立の上に戻して蓋を閉める。

DSCN7215.jpg 脚立の上に巣箱と巣底を載せておく

この作業も面布なし、素手でやってみたが、ハチたちはぼくを刺さなかった。しかし、重い巣箱を下ろす際などに数匹のハチを潰してしまったことは白状しなければならない。ハチを潰すとフェロモンが発散して攻撃的になるというが、そういうことはなかった。ハチを潰したことで自分が慌てて動作が荒くなるので、ハチが驚いて刺すのではなかろうか。たった一度の経験で大きなことは言えないが、たとえハチに刺されても反射的な動きをしないことが心すべきか。

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残ったハチたち                 巣門からゾロゾロ入ってゆく

巣門は開けてあるので、そのまま夜まで置いておけば残りのハチも巣門から巣内へ入る。もしそうならなければ、箱の中に女王が居ないことになり、捕獲は失敗である。

分封前と後の元巣を比較しておこう。

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元巣 分封前                  分封後

夜になって取り残されたハチがいないことを確認し、定住してほしい場所へ運んで、巣枠式の巣箱に移ってもらった。この巣箱はカキノキの脇にあり、アジサイ類に囲まれている。

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定住巣箱へ移す                 やがて静かになって

翌日、夕方の様子。


カキノキ群

自然入居群に比べて強制入居群は定着しにくいという。願望も込めて、このハチたちをカキノキ群と呼ぶことにしよう。

ヤマザクラ群を初めて内検

入居から4日。巣箱の背後に佇立する樹種に因んでこの群をヤマザクラ群と名付けた。となると元群はコナラ群となるかなあ、思案中。今日は巣の屋根を手入れするついでに初めての内検を実施した。ヤマザクラ群は、待ち箱の段階で上桟式の巣箱を使ったので、重箱式と違って蓋を開けて上桟を引き上げて観察することができる。

まだ入居して日も浅いのでざっと巣のでき具合を確かめるために、巣箱の奥の方から巣門へ向かって順次見てみることにした。

当方の場合、普通の内検では面布や手袋などは着用しない。ハチは刺せば自分が絶命するから無意味に人を刺すようなことはない。ハチのご機嫌が悪い時は、蓋を開けたときこちらへ向かって体当たりをしてくる。そういうときは内検はしないことだ。

上桟にはスターターとして三角柱を付けて蜜蝋を塗ってある。まずはハチたちが上桟に沿って巣作りしてくれたかが最大の懸念だった。写真でわかるように、その点は問題なかった。もっともこれから先も巣作りがお行儀よく進むかどうかは???

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1枚目                     2枚目

内検ともなれば産卵状態を確認するべきだが、今日はなるべく早く終わらせるために巣のできぐあいを確認するだけにした。

DSCN7140.jpg3枚目 ここが最大だろうか

巣脾のできぐあいは奥からだんだん大きくなり3枚目を境に5枚目まで小さくなっていた。その先は8枚目まであるがまだ作られていないと思う。

DSCN7141.jpg4枚目

上桟を引き上げようとするとかなりの抵抗がある。ハチたちがハチ鎖を作ってがっちりスクラムを組んでいるからだ。

DSCN7143.jpg5枚目 3か所から同時並行で巣作りしているように見える

この先はまだ巣作りはしいていないだろうと見極めで、ここで蓋を閉めた。

DSCN7144.jpg蓋を閉めましょう

昼間に初めて巣を引っ掻き回してしまったので、少し心配で、夜になってから巣内の写真を撮ってみた。

DSCN7156.jpg夜の巣内 昼に迷惑をかけた内検はまったく影響しなかったようだ

今日は簡単に上桟を引き上げることができたが、この先、どんどん巣が大きくなって、蜜や花粉の巣房が増え、子育て中の巣房が多くなれば、そうは問屋が卸すまい。この先は未知の領域だ…………

雄株と思っていたサンショウが結実

分封出戻りに続く入居とハチに振り回されている最中に偶然気づいたのだが、当地に引っ越して以来10年間実を着けたことのないサンショウに実が成っていた。嬉しいことは続けて起きる。

DSCN7123.jpg 長年、実らなかったサンショウに…………

このサンショウは植わっていた場所の条件があまりよくなかったので、現在の場所に移植したが実ることはなかった。それがなぜ今になって結実したか。

DSCN7124.jpg10年目にして結実 雌株だったのだ

実は庭にはサンショウの木がこれ以外に6本もある(植木屋で買ったものは1本もない)。そのうち1本は去年から実を着けだしたアサクラザンショウで、近所の廃屋に生えていた親木から挿し木したもの。残りは鳥が糞とともに種子を運んでくれて自生した普通のサンショウでまだやっと花が咲きだすくらいの樹齢だ。

つまりこれらのサンショウが花を咲かせたために、古株が初めて受粉し「女」に目覚めたということになろうか。野生の雌の株を見つけて何度となく挿し木に失敗したあげくに、こういうことが起きようとは…………

待ち箱を本宅へ

昨日入居してくれた待ち箱は、ハチ場にある他の巣箱と違って居間から見える位置にある。やや遠目ではあるが、それを思うと楽しい。

通常、待ち箱に入居があれば、その箱を定住位置へ移動して、別の待ち箱を置いて次群の来訪を待つ。しかし、移動できるのは入居した当日に限られる。そこで一泊してしまうとハチたちが新しい巣箱の位置を記憶し、その巣を別の場所に変えても元の場所へ戻ってしまう。

入居の時期が当日かどうか自信がなかったので、待ち箱の移動はしないことにした。そのかわり、この待ち箱を定住に相応しいものに衣替えする必要がある。

DSCN7109_2018050222573090d.jpg分蜂群の入居した待ち箱

屋根をWarre-Heaf式と交換し、ルアー用の霧除けは外し、ポリカの波板を上に置いた。

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長らくお住まいを…………



待ち箱#5は動かせなかったので、そこから遠からぬビワノキの下に待ち箱#6を置いた。

DSCN7111.jpg待ち箱#6を新設 脚立の奥に入居群の巣箱が見える

今日は本降り。室内作業にいそしむとするか。
OJer

清見寺 五百羅漢

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OJerBlog更新:2016/11/30

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